手足のむくみ、静脈の腫れ(ぼこぼこ)、がんの手術後の手足の浮腫、手足のしびれや冷たく感じる、歩くと足が痛み休みたくなる、あしや足のゆびに傷ができて治らないなどの症状はありませんか?
静脈の病気について
- 下肢静脈瘤
①特徴と診断方法;下肢静脈瘤とは、足の皮下の静脈(表在静脈)がはれて、浮き出て(ぼこぼこ)見える病気です。この病気は人間にしかありません。2足歩行を進化の過程で勝ち取ったが為に、この病気にかかることがあります。日本では中高年の女性に多いと言われていますが、立ち仕事の多い職種にも多発します。表在静脈の弁が故障してできる静脈瘤を一次性静脈瘤といい、深部静脈の閉塞や血栓後の後遺症でできるものを二次性静脈瘤とよびます。どちらも見た目は同じ静脈のはれ(ぼこぼこ)ですが、一次性は一般的な静脈瘤の治療(レーザー治療など)が可能であるのに、二次性は手術治療ができないことも多いのです。二次性の静脈瘤の原因は多くは深部静脈血栓症などの血栓性疾患による静脈の不全(閉塞や機能低下)が原因となっています。
症状には、静脈の腫れ以外に、足がだるい、痛む、浮腫む、かゆみ、腓返りをよく起こす、静脈瘤の周囲に皮膚の発赤や皮膚炎、湿疹などができるなどの症状があります。もっと重症となると血栓症を併発する、皮膚に傷ができて治らなず「かいよう(潰瘍)」になることもあります。
静脈瘤の治療を受ける前に、静脈瘤の原因が表在静脈以外にないか十分に確認する必要があります。最初に静脈エコーを実施し、伏在静脈の弁の機能不全による逆流がないかを確認します。下肢静脈瘤と診断された後、その他の部位に静脈閉塞がないか深部の静脈の血栓がないか、深部静脈の機能不全がないかなど確認し、さらに両下肢の静脈瘤の場合、内臓(胸部から腹部、骨盤)の病気が静脈を圧迫し下肢の血流も戻りを阻害していないかなどを調べ、最終的に一次性下肢静脈瘤と診断します。
②治療;一次性下肢静脈瘤の治療には、保存的治療と手術的治療があります。保存的治療は圧迫療法がもっとも一般的に行われます。特に症状のない下肢静脈瘤の方は、まず弾性ストッキングによる圧迫療法を行うとよいでしょう。一度できた静脈の腫れを元に戻すことはできませんが、静脈の血の戻りを助け、むくみや自覚症状を改善する最も一般的で標準的な治療です。
残念ながら、一般的な下肢静脈瘤の場合、日本では弾性ストッキングの代金は健康保険が効きません。静脈の機能不全が重症の場合は、市販の着圧靴下では不十分で、医療用の弾性ストッキングを着用する必要があります。当クリニックでは、弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター資格を持つものやリンパ浮腫セラピストの資格を持つものが、10種類以上の弾性着衣から患者さん毎に至適なものを選択しお勧めしています。
手術的な治療には、伏在静脈の下肢静脈瘤を焼灼する手術(レーザー治療およびラジオ波治療)が最も一般的ですが、伏在静脈が血栓などで閉塞している場合は行えず、従来行われてきた抜去切除(ストリッピング)や高位結紮術などが選択される場合もあります。また、最近始まった、シアノアクリレートなどの接着剤を用いる硬化療法もあります。麻酔薬を少なくできるなど良い点もありますが、異物が体内に残ること、入れた接着剤が塞栓となって他の部位に移動することなど、従来法ではみられない合併症があります。よく考えて選択するのがよいと考えます。
二次性の下肢静脈瘤の治療は、基本が圧迫療法となります。一次性下肢静脈瘤より高度な圧迫が必要なことが多いため専門資格を持つ医療従事者の指導を受けて着用する必要があります。また、静脈血栓症の急性期症状を伴う場合は抗凝固薬を併用します。ほとんどの場合手術的な治療は行わないのですが、高度のうっ滞性皮膚炎や静脈性潰瘍を起こした場合には治療を勧めることがあります。以下のうっ滞性皮膚炎や静脈性潰瘍の項目をご参照ください。なお、静脈性潰瘍の圧迫療法には、厚生局に認定を受けた施設では、最初の1回のみ弾性ストッキングの費用(2着まで)が償還される制度があります。当クリニックでは潰瘍合併症例にも対応していますので、気軽にご相談してください。
- 下肢の腫れとむくみ
下肢の腫れとむくみは、多くの病気によって発生します。心臓を起点として、動脈、末梢動脈、毛細血管、末梢静脈、静脈、右心、肺動脈、肺毛細血管、肺静脈、そして左心へと戻りますが、下肢の腫れと浮腫みの原因となる脈管は、末梢静脈、静脈、右心、肺動脈、肺毛細血管、肺静脈、そして左心などの閉塞や機能不全などがあり、非常に広範囲の臓器が関与します。脈管以外でのむくみは肺の過膨張(肺気腫や気管支喘息を含む閉塞性肺疾患など)でも心臓への静脈還流は悪くなり下肢の浮腫みを生じることがあります。その他、体液が過剰とならないように調整を行っている、腎臓や肝臓疾患でもみられることがあります。
これらの病気によって静脈圧の上昇を来たし静脈うっ滞から、むくみや一次性下肢静脈瘤の原因となることもあります。また、内臓や血管に問題がなくとも、薬剤や体の中に発生した炎症やアレルギー反応が原因となって毛細血管で周囲への漏出が増え、浮腫や下肢の腫れを生じる場合があります。例えば循環を改善する高血圧の薬でカルシウム拮抗薬がありますが、この薬は用量が増加するとむくみを発生しやすくなります。カルシウム拮抗薬は血管径を拡大するだけでなく、リンパの自動運動を低下させ、皮下の間質液貯留を促してしまうため、むくみを生じると言われていますので注意が必要です。
このため原因のはっきりしないむくみやあしの腫れを感じたら、単に下肢静脈瘤を専門にする施設へと行くのはよくない場合があります。まずは内臓疾患などを総合的に見て頂ける内科を受診されることを勧めます。うまくいかないときは当クリニックなどへとご相談ください。
- 静脈血栓症
静脈血栓症の代表は肺塞栓症と深部静脈血栓症ですが、血栓症には他にも、血栓性静脈炎(表在静脈血栓症)、門脈血栓症、脳静脈血栓症、非細菌性血栓性心内膜炎(NBTE)、がん関連血栓症などがあります。また血栓症が慢性化し3ヶ月以上持続したときに判断される、血栓後症候群(静脈血栓塞栓症の後遺障害)があります。ウィルヒョウの提唱した、血栓の3大危険因子である、①血流の停滞、②血管内皮の障害、③血液凝固の亢進などが原因となります。①は安静などの外因的な要因が、②は手術や外傷などの外因的要因が関与します。③は先天的や後天的な血液凝固機能の高まりにより発生します。先天的な場合には遺伝子診断などが必要となります。
血栓症は多様な症状を発生させるため、この症状があれば血栓症と診断できる、ということはありません。例えば肺塞栓症で最も高頻度にみられるのは呼吸困難ですが、全体の7割にみとめられるのみで、残りは別の症状があるか、まったく症状がないかのどちらかになります。
静脈血栓症は発生部位により多彩な症状を呈します。各々のリンクをクリックし説明をご覧になってください。診断は四肢の静脈血栓症の場合は静脈エコー検査、造影CT検査が第一に行われます。肺塞栓症の場合は、心臓超音波検査、造影CT検査、造影剤の行えない(アレルギーのある)場合は肺血流シンチが選択されます。肺塞栓症の場合、造影剤を用いたCT検査は下肢の血栓も同時に診断できるため、診断を急ぐ症状の強い場合によく行われます。
・肺塞栓症と深部静脈血栓症
★肺塞栓症の主な症状;呼吸困難、
☆深部静脈血栓症の主な症状;下肢の腫れや発赤、鈍痛などの自覚症状。静脈瘤がないのに表在血管が腫れる。むくむなど。
・血栓性静脈炎(表在静脈血栓症)
・うっ滞性皮膚炎(血栓性静脈炎を伴う)
・門脈血栓症
・脳静脈血栓症
・非細菌性血栓性心内膜炎(NBTE)
・その他(DIC播種性血管内凝固症候群)
- 静脈うっ滞に伴う皮膚炎と血栓性静脈炎
手足に静脈うっ滞症状が出現する場合、写真のような皮膚炎が生じることがあります。急性期は赤みが強く、慢性期になると黒ずんできます。症状としては、痒み、しびれ、むくみなどを伴います。非常に強い痒みを感じ、ひっかいた結果余計につよい皮膚炎を来すこともあります。静脈のはれや強いむくみを伴っている場合、下肢静脈瘤の症状として出現している場合もあります。また静脈閉塞が原因の場合、適切な治療をしないと皮膚炎の一部の皮膚がなくなって傷ができる、潰瘍(かいよう)の状態に進行することがあります。
皮膚に炎症を起こす病態に血栓性静脈炎という疾患があります。血管の中に血栓が出来ており、血栓の炎症が血管の周りに波及した時にこのような症状が出現します。下肢静脈瘤によってできた血管のはれ(ぼこぼこ)部分にもできること(写真)があり、この場合つよい疼痛を伴います。治療はまずは消炎鎮痛を主体とした治療を行い、静脈血栓症を併発しているときは抗凝固薬を併用する場合があります。また、静脈瘤を伴っている場合、最終的には手術加療が必要となることが多いです。つまった血管は元に戻ることもありますが、治らず血栓がいつまでも炎症を続けることもあります。
- 静脈不全に伴う潰瘍(かいよう)
静脈瘤やうっ滞性皮膚炎や血栓性静脈炎が重症化した場合、あるいは静脈血栓症後の後遺障害で血流の障害が生じた場合に、皮膚に傷(潰瘍:かいよう)ができることがあります。治りにくく、まれに出血することもあります。皮下の静脈の内圧が高くなり過ぎて発症するため、静脈圧を下げる、すなわち圧迫療法が最初に行われます。30mmHg以上の高度な圧迫療法が必要であり、圧迫に用いる弾性着衣は治療開始した初回の2着については、保険償還される仕組みがあります。当クリニックは施設認定を取得しています。静脈瘤が原因の場合は手術加療により、効果が望め、潰瘍が治癒するなど改善が見込めますが、静脈圧の高い状態が続くことが多く、長期の圧迫療法の併用が必要です。静脈瘤が形成される原因に不全穿通枝(図参照)が関与しているときは、不全穿通枝を手術やカテーテルで結紮する、あるいは焼灼(不全穿通枝焼灼術PAPS)することで症状が改善する、潰瘍が治癒する場合があります。当クリニックの医師は長年、治癒の難しい静脈性潰瘍、混合性潰瘍(動静脈の両方に血流不全のある)、動静脈瘻による静脈高血圧による潰瘍などの治療に取り組んできました。これらの経験を生かした治療計画を立て提案することができます。
また、深部静脈の弁不全が合併している場合はさらに長期の圧迫療法が必要となります。歩行が可能な間は、高度の圧迫療法を続ける必要があり、適切な指導を受けていないと潰瘍(かいよう)の再発が発生する可能性があります。深部静脈の弁不全を診断することは難しく、多くの施設では検査を受けることができません。少なくとも深部静脈に対する血流評価のための静脈エコーの実施が必要であり、さらに評価が必要な場合は、造影CT検査やMRVenography、その他エアープレチスモグラフィーや逆行性静脈造影などが診断に必要な場合もあります。
動静脈瘻が合併している場合、静脈エコー検査において、動脈と静脈の短絡している部分の静脈では拍動波が検出されます。拍動波が検出される部位によって、拍動性静脈瘤、拍動性不全穿通枝、拍動性深部静脈などが出現します。静脈血流が増加することにより静脈高血圧症を生じるため、静脈性潰瘍なども生じ易くなり、血栓性静脈炎が合併することがあります。動静脈瘻が発生する原因はよく分かっていませんが、高度の高血圧、皮下あるいは筋膜下の重症感染症、炎症を伴った高度の血栓性静脈炎や深部静脈血栓症、慢性動脈閉塞症に合併するなど何らかの循環障害や炎症が関与して発生しているようです。一度発生すると、炎症や血栓、動脈閉塞が改善しないと動静脈瘻も改善しないことが多いようです。当クリニックではこの病態の治療も積極的に行っています。
- 先天的の静脈疾患
・下肢静脈瘤や静脈性血管腫を併発する疾患(稀に原発性リンパ浮腫を併発している場合もあります)として、クリッペル・トレノネー・ウェーバー症候群があります。Weber症候群の性質が強い場合、骨、軟部腫瘍や脚長差が現れることもあります。この疾患は幼少期に発症する場合もありますが、成人になるまで気づかない場合もあるため、おかしいなと思ったらいつでもご相談ください。この疾患で血栓症を合併する場合は特発性血栓症などの難病指定を受けることも可能です。援助額はあまり大きくありませんが、指定難病制度は有効に活用されると良いかと思います。
・血液凝固異常症の中には血栓傾向を来す疾患があり、アンチトロンビン欠乏症、プロテインC欠乏症、プロテインS欠乏症、フィブリノゲン欠乏症などがあります。これらの疾患の多くは、適切な凝固機能検査を実施することで診断がつきますが、健康診断などの通常のスクリーニングの血液検査では調べられることがありません。当院では、前述の全ての疾患診断を受けた患者さんが通院されています。血栓止血学会の血栓止血認定医の資格を持っており、血栓症や出血傾向を来したときには、前述の様な疾患を心配される場合には、いつでもご相談ください。
- 心不全からくる下肢の循環不全
心臓の静脈血を吸い上げる能力が何らかの心臓疾患で阻害されると、下肢の静脈うっ血を生じることがあります。特に右心系の機能が低下(三尖弁狭窄など)する場合、右心系の血圧が高くなる肺高血圧などがあるときは両下肢に浮腫やうっ血を生じることがあります。結果下肢にはうっ滞が原因の皮膚炎や難治性の浮腫や潰瘍、血栓性静脈炎などが生じます。診断には、血液検査(BNPあるいはNT-proBNP検査)、心電図や胸部X線写真、心臓超音波検査、深部静脈弁機能評価のための静脈エコーなどが重要となります。循環器と末梢血管の両方の総合診断が行える医療機関でないと診断を進めることができません。
リンパ浮腫について
- がんの手術で手足のリンパ節を切除した場合や腹部や骨盤などの体幹部分でリンパ節あるいはリンパ管を切除した場合に、リンパ浮腫が発生することがあります。手術の直後から発生する場合もあれば数年、10年経過後に発生することもあります。がんの術後のリンパ浮腫発症リスクとして、感染(下肢の皮下皮膚感染症;蜂窩織炎と呼びます)、静脈不全などがあります。
その他、先天性のリンパ管形成不全、奇形などでリンパ浮腫を、原発性リンパ浮腫といいます。多くは40歳くらいまでに発症することが多い疾患です。
リンパ浮腫かなと思ったら、受診して頂き、これまでの手術の既往、その他の疾患による浮腫がないかなど十分に調べた後、どうしても診断検査が必要な場合には螢光リンパ管造影やリンパ管シンチが行われます。リンパ浮腫の診断後、各種の治療効果判定には超音波検査やバイオインピーダンス検査、周径計測などが行われます。
リンパは全身の循環の中であまりまだよく分かっていない部分が多い脈管という内臓です。手足および体表の皮下の体液を集めて、体の幹の部分を通って、首の中心静脈へと戻す循環の中でなくてはならない脈管です。手足のリンパ管は途中で何度かリンパ節によるリンパ液の濃縮を経て体幹部で胸管に入ります。胸管の流入部には腸管のリンパも合流しますが、多量の脂肪(長鎖脂肪酸の吸収経路)を含んでいるため、乳白色で粘稠度の高いリンパ液に変化します。このようにリンパ液は送り出す側がなく、体液の回収をおこなう脈管です。 - リンパ浮腫の治療には、保存的治療と手術的治療があります。
・保存治療は複合的治療と呼ばれる治療を行います。圧迫療法、リンパドレナージ、運動療法、生活指導(スキンケアを含む)などを組み合わせて治療する保存的な治療法です。このうち圧迫療法は最も効果がある方法であり、圧迫療法がうまく導入できてこそのその他の治療が有効となります。当クリニックでは患者さん毎に至適な弾性着衣を10種類以上の製品から選択し指導を行います。また、従来の弾性着衣以外の圧迫療法も取り入れ治療しています。例えばベルクロ式弾性着衣や空気圧迫法などです。これらの方法には利点欠点がありますのでよく説明を受けて導入する必要があります。リンパドレナージも当院で受けることができます。ただし保険請求下の治療は内容が不完全となるため今のところ行っていません。
・手術加療には、リンパ管静脈吻合、脂肪吸引(リンパ液の産生を低下させるため)、リンパ節移植などがあります。前述の様にもともと人の体内にはリンパ管と血液は直接つながる部分がないため、手術によって本来の生理的な状態に戻れる訳ではありません。前述の胸管に続いて中心静脈に注ぐようになっていると書きましたが、この部分には逆止弁が存在するようで、リンパ管に血液が逆流しない構造なしにつなぐと、いずれは血栓が出来て閉塞してしまうことが多いといわれています。しかし、比較的逆流の発生しにくい上肢(乳がんなどの術後)のリンパ浮腫では、手術の効果はより高く評価出来る状況になると考えます。下肢については下肢の静脈圧が高いことが原因となって比較的閉塞しやすいといわれていますので、よく考えて治療を選ぶ必要があります。また、リンパ節移植は現在のところリンパ節の動静脈は吻合しますが、リンパ管は吻合しないため、まだ開発途上の手術と考えられます。
手術を受けることを考えられている方は、両方の意見、中立の意見など十分に聞いた後、自身で十分に納得できたときに受けられると良いでしょう。
動脈の機能不全
- 動脈硬化について
動脈硬化とは、体の中の動脈の壁が何らかの原因により、傷つき、壁が肥厚する、内腔に盛り上がる(プラークと呼びます)などの変化がでて、最終的に、肥厚する、狭窄する、閉塞する、破れるなどの変化が起こり、血流が低下する状態をさします。動脈硬化によって狭窄したり閉塞する。プラークが飛散するなどすると、以下のような血管に変化がおこることがあります。
・頸動脈 ⇒ 脳梗塞、視力の低下などを来すことがあります。
・心臓の冠動脈 ⇒ 狭心症、心筋梗塞などをきたすことがあります。
・腎動脈 ⇒ 腎動脈の狭窄は腎不全の原因となります。また、高血圧の原因ともなることがあります。
・下肢動脈 ⇒ 足が冷たい、痛む、しびれる、長く歩くと足が痛くなって休みたくなる、足に傷ができるなどの症状がでることがあります。
動脈硬化が進むと、前述の様な主な臓器の機能不全が発生します。慢性動脈閉塞症や閉塞性動脈硬化症などの動脈硬化が原因の疾患が発生したら、治療を開始することが必要です。