6種複合免疫療法は、自分自身の血液から抽出し、免疫系細胞6種類を増幅させ再投与するがんの免疫治療です。

 がんの根治をめざす治療法として知られるのは、外科手術、抗がん剤治療、放射線(陽子線を含む)治療などです。がん細胞はもともと自身の遺伝子が損傷するなどして、制御できない増殖能や転移能力を獲得した結果、発生します。がん細胞を含む遺伝子の故障した細胞は、通常免疫細胞などによって異常を検出され、増殖できないようにしたり老化し損傷した細胞としてプログラム細胞死(アポトーシス)や貪食処理され、通常の状態であれば、身体の恒常性が維持されます。

 しかし、免疫細胞のがん細胞の検出能力が十分でなかったり、がん細胞にこの免疫力を上回る増殖能力を持つ場合、がんは伸展および転移増殖し生命の維持に危険をおよぼす状態になります。がんを起こしやすい遺伝子はある程度明らかになっていますが、がん細胞とたたかう免疫力がどの程度あるかについては十分にしらべる方法はありません。そもそもがん細胞は自身の細胞と同じ遺伝子をもった細胞であり、免疫学的に判別することが非常に困難なためです。がんにかかり前述の様な治療を受けたが再発し化学療法などの治療を受ける場合、あるいは根治治療が望めないといった場合に自身の免疫力を増強する方法でがんが制御できれば、なお「生活の質」(QOL)よく過ごすことができると考えられます。このような考えを元に、複数の免疫担当細胞を増加させ体内に戻すことで、免疫力を総合的に向上させるこの治療法は開発されました。他にもがんの発生を早期に見つけ出し不活化する、あるいは再発を早期に見つけ出し再発を予防することも考えられています。すなわち発症予防に期する部分もあると考えられるのです。

治療概要

各免疫細胞の効果

  • NK細胞(ナチュラルキラー細胞):体内をパトロールしている、白血球(リンパ球)の一つで、細胞表面にあるMHCクラスI分子という構造が、ウイルスやがんの破片(ペプチド)を表面に露出させ、NK細胞に細胞内の異常を知らせ、感染細胞やがん細胞を自然な方法で死に至らしめるアポトーシス(プログラム細胞死)を引き起こすことで、体内の健康を維持します。
  • NKT細胞(ナチュラルキラーT細胞):T細胞とNK細胞の両方の性質を併せ持つリンパ球の一種 であり、がん細胞を直接攻撃する、他の免疫細胞を活性化させる、免疫のバランスを保つという重要な働きをする「第4のリンパ球」 と呼ばれる免疫細胞です。
  • γδT細胞:T細胞の一種でありながら、自然免疫と獲得免疫の中間的な性質を持つリンパ球です。他免疫細胞が見落としたがんを攻撃する 
  • 樹状細胞(DC):免疫反応を開始・調節する司令塔のような免疫細胞です。がん情報を他の免疫細胞に伝え、攻撃指令を出します 
  • ヘルパーT細胞:免疫反応全体を調整・指揮するTリンパ球の一種です。一般にCD4陽性T細胞(CD4⁺ T細胞)を指し、病原体を直接攻撃するというより、サイトカインを分泌してB細胞、キラーT細胞、マクロファージなどの働きを調節します。
  • キラーT細胞:樹状細胞からの指令を受け、異常な細胞を攻撃します。ウイルス感染細胞やがん細胞などを見つけ、直接攻撃して死滅させるTリンパ球の一種です。 
  • Tリンパ球細胞のはたらきを以下の図に概説します。


治療有効率 

  • 1クール6回の治療を受けたがん患者様の腫瘍の大きさを医師が判定し、進行抑制率は約79%(380名中300名)という結果になりました。 
1 クール 6 回の治療を受けたがん患者様の腫瘍の大きさを医師が判定し、進行抑制率は約 79%(380 名中 300 名)という結果になりました。

6 種複合免疫療法の治療の流れ

6 回の投与を 1 クールとして治療計画を作成します。採血後、1 回分の点滴バッグの作成には約3週間の培養期間を要します。治療期間中に、血液検査、MRI 検査、CT、腫瘍マ ーカーの測定などを受けた場合は医師に結果をご報告ください。治療の参考にいたします。

採血を受けて、培養した後体に戻す日にちは希望を聞き相談して決めることになります。

治療可能ながん種

一部の血液がん(白血病や悪性リンパ腫など)を除くがん種に適用することができます。胃がんや膵臓がん、肺がんや乳がんといった発症例の多いがん種はもちろん、骨肉腫や脳腫瘍などの治療が難しいとされる症状のほか、耳下腺がんなどの希少がんに分類されるがん種でも治療実績があります。

6種複合免疫療法の特長

  • 副作用が少なく、負担が小さい
     6 種複合免疫療法は、患者様の体内に存在する免疫細胞を利用した治療法です。採血は少量で、入院する必要もありません。培養して活性化・増殖させた免疫細胞は、点滴で体内に戻します。1 回の治療時間は約 20~30 分と短く、副作用も少ないので、患者様への負担も抑えられます。
  • 特許技術に基づいた厚生労働省許可の培養施設
     6 種複合免疫療法の細胞培養技術は、日本と韓国で特許を取得しています。また、免疫細胞培養は厚生労働省から許可を受けた細胞加工センター(CPC)で行います。高度な安全管理体制と衛生管理の下で細胞培養が実施されています。

6 種複合免疫療法の治療コース・費用

  • 6 種複合免疫療法「BASIC」
    がんの予防を目的としたコースです。
    初期培養費 16,500 円(1 クールごと初回のみ)
    1回の治療費 275,000 円(消費税込/1 治療分)
    6 回投与を1 クールとしています
    1クールの費用 1,650,000 円(消費税込) 初回培養費は含まれません。
  • 6 種複合免疫療法「CSC」
    がんの治療を目的としたコースです。また、がんの治療のほか、がんの予防や手術後の転移・再発の予防にも適用できます。
    初期培養費 16,500 円(1 クールごと初回のみ)
    1回の治療費 324,500 円(消費税込/1 治療分)
    6 回投与を1 クールとしています
    1クールの費用の総額は 1,947,000 円(消費税込) となります。初回培養費は含まれません。初期培養費以外の治療費は1回治療分ずつのお支払いとなります。

詳細はこちら

詳細は 6 種複合免疫療法の公式サイトをご確認ください。

受診希望、お問い合わせ

受診の費用について

6 種複合免疫療法は自由診療で行っています。治療に係る費用以外に、初診料、再診料が受診の際に別途必要です。費用は以下の通りです。なお、受診の際に必要となる検査がある場合も自由診療となります。ただし、保険診療で受けることが望まれる病態が発生している場合は、別の日程での保険診療を別途勧める場合があります。

  • 初診料:3,300円(税込み)
  • 再診料:1,100円(税込み) 自由診療領域を複数希望される場合は2,200円となります。ご了承下さい。
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問い合わせ先
  • 問い合わせ先へは、当初の受診が、保険診療・自由診療のどちらがよいかなどの情報を提供いたします。迷われる場合はまずはこちらへ連絡をお願いいたします。保険診療で行っていないことがある場合は対応いたします。原則電話でのご相談は受け付けていません。遠方の方など特殊な事情のある方は、まずはご相談ください。